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平谷村の事件 さんころりん

治部坂峠から平谷へ少し下った所は、昔は二筋の道がついていたので、「二筋道」と呼ばれていました。

この場所で江戸時代に大変奇妙な事件が起こりました。

二筋道で一度に3人の若者が死んでいたのです。

□3人の若者が30才代の体の大きな若者だった。

□裸で体が縛られていた。

□かぶっていた「すげ笠」は死体のそばにあったが、モモヒキは50mもはなれた谷間に捨ててあった。

村人たちは、あわてて役人に届けましたが、殺されてから何日もたっていたため、体の肉は獣に食われ無残な状態で、犯人もつかまりませんでした。

この事件を境に、この地名を「三(さん)ころりん」と呼ぶようになりました。


さらに何十年後・・・


 若い女の人が嫁ぎ先に戻るのがイヤで、平谷の実家からかつての職場の製糸工場へ行こうと、こっそり家を出ました。

峠を越えようと急ぎましたが、男が後をつけて来ます。

「三ころりん」の谷まで来た時、男は女の人の首を後ろから絞め、強姦してお金を盗んだのです。

女の人の死体は草むらに放置されていて、相当に抵抗したらしく右手には草をにぎっていました。

不審者の目撃証言もあり、犯人はつかましました。

他に3人も殺人を行っていた犯人は、大正8年2月「強姦強盗殺人およびサギ罪」で死刑を言い渡されました。

犯人は、28才くらいで面長色白鼻筋の通り、一見して「いろ男」であったようです。


そして2001年・・・


 借金の返済をせまられたという理由で、元上司が元部下を車の中で首を絞めて殺害してしまいました。

賭け事などで多額の借金があったようです。

殺害現場になったのが、「三ころりん」の治部坂峠です。

遺体は静岡県の雑木林に放置されていました。

裁判で無期懲役の判決が下っています。

「さんころりん」の近くは自動車事故が非常に多く、何人か自殺者も出ています。

目に見えないなにかが不幸をまねく不思議な場所です。